アスベスト対策

アスベストとは

アスベストは、石綿(せきめん・いしわた)とも呼ばれ、蛇紋石や角閃石などが繊維状に変形した天然の鉱物繊維。
代表的なものでは、角閃石系の白石綿(クリソタイル)蛇門石系の青石綿(クロシドライト)及び茶石綿(アモサイト)の3種類があり、熱、摩擦、酸やアルカリにも強く、丈夫で変化しにくいという特性を持っており、建設資材、電気製品、自動車、家庭用品など、様々な用途に使用されてきた。

アスベストの繊維は、目に見えないくらい細く(髪の毛の5000分の1程度)そして軽いため飛散しやすく、それらを吸入すると、約20年から40年の潜伏期間を経た後、肺がん・悪性中皮腫などの病気を引き起こす確率が高くなります。

白石綿(クリソタイル)白石綿(クリソタイル)

青石綿(クロシドライト)青石綿(クロシドライト)

茶石綿(アモ
サイト)茶石綿(アモ サイト)

アスベストの分類

アスベスト種類詳細

アスベスト規制の変遷

年度 法律と規制
昭和47年
(1972年)
特定化学物質等障害予防規則
  • 発散防止設備の設置
  • 特定化学物質等作業主任者の選任
  • 作業環境測定の実施等
昭和50年
(1975年)
特定化学物質等障害予防規則の改正
  • 発ガン物質として認定
  • アスベストの吹き付け作業を原則禁止
  • 特定作業における湿潤化による石綿の発散防止等による規制強化
平成7年
(1995年)
特定化学物質等障害予防規則の改正
  • 特定作業における保護具、作業衣等の使用
  • 解体工事における石綿等の使用状況の調査
  • 吹付け石綿除去作業における作業場所の隔離等による規制強化
労働安全衛生規則の改正
  • 耐火建築物等における石綿除去作業に関する計画届けの義務化
平成16年
(2004年)
労働安全衛生法施工令の改正
  • 1%の石綿含有率を超える特定10品目〈建材、摩擦材等)の製造、輸入、譲渡、提供又は使用が禁止された。
平成17年
(2005年)
特定化学物質等障害予防規則より分離して、石綿初の単独の規則である石綿障害予防規則が制定された。
平成18年
(2006年)
労働安全衛生法施行令の改正
  • 石綿が重量の0.1%を超えて含有するすべての物(代替が困難な一部の製品等を除く)の製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止された。

アスベスト処理の方法

建築物などに吹き付けられたアスベストは、劣化によりその粉塵が飛散し、吸引すると人体に悪影響をもたらす可能性があり、対策が必要となります。代表的な方法は以下の3種類です。

1.除去工法

 吹付けられたアスベストをすべて除去して、他のアスベストを含有しない建材等に代替する方法をいいます。この方法は吹付けられたアスベストからの粉塵の発生を防止するための方法として、もっとも効果的なものであり、損傷、劣化程度の高いもの(脱落・繊維の垂れ下がりが多いもの等)、基礎材との接着力が低下しているもの(吹付け層が浮き上がっているもの等)、振動や漏水のあるところに使われているもの等については、主にこの方法が採られます。

2.囲い込み工法

 アスベストが吹き付けられている天井、壁等をアスベストを含有しない建材で覆うことにより、アスベストの粉塵を室内等に発生させないようにする方法ですが、あくまで暫定的な方法であり、建物解体時には改めて処理する手続きが必要となります。

3.封じ込め工法

 吹き付けられたアスベストの表面に固化材を吹きつけることにより塗膜を形成し、飛散防止を図る方法と、吹き付けられたアスベストの内部に固化材を浸透させ、アスベスト繊維の結合力を強化するもの、アスベストそのものの性質を変質させるもの等があります。これらの方法により吹き付けられたアスベストからの発塵を防止する工法です。

 第一ヒューテックは、全国各地で多数のアスベスト処理工事を行っております。除去工法による措置のほか、それが困難な箇所等、状況に応じて封じ込め工法等も豊富な施工実績があります。まだ対策がお済みでない建物を所有されている方はぜひご相談ください。

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