Interview 05

インタビュー 05

先輩×後輩対談
「先輩と後輩の関係って、
どんな感じですか?」

先輩は丁寧に教えてくれるのか、
普段話すときの雰囲気は、
会社は社員を大切にしてくれるのか、
先輩後輩の座談会を通じて、
会社の雰囲気を感じてください。

中澤 慶太
社員 / 2018年度入社
上田 友和
工事長 / 1996年度入社
石松 純
工事主任 / 2006年度入社

Q.仕事を教える側と学ぶ側、それぞれの印象を教えてください。

中澤

「見て学べ」という風潮はなく、先輩から教わる機会は多いです。新人時代は教えてもらわないと一人でできる事はほとんどないですから。入社4年目になって少しずつ現場を任せてもらえるようになってきましたが、まだまだ職人さんや上司に教わることが多いです。

上田

先輩に仕事を教えてもらうことは非常に多いと思いますよ。5年くらい前から勉強会も増えたし、マニュアルを作り始めて育成環境は整ってきたけど、一人前になるには10年はかかると思っています。本を読むだけでは無理だし、現場で身体を動かしながら覚えることが重要です。

石松

今は後輩3人と共に現場を担当していて、自分がそれぞれの立場だった時に何を考えて仕事をしていたかを伝えるだけでなく、年齢に応じて教え方を工夫するように心掛けています。

上田

後輩と接するときに心がけているのは、言葉遣いです。どうしても建設業界は言葉使いが粗いイメージが強いと思います。しかし、それでは上手く伝わらず、後輩の成長を妨げてしまう可能性もあるため、常に一度伝え方を頭で考えてから指導する工夫をしています。ただ、危険なことを注意するときは、思わず声を荒げてしまうこともあるけれど。

石松

初めて上田さんの下で働いたのは新入社員の時でした。頼りないと思われていたんだろうなあと感じているのですが、最近また同じ現場になりましたよね。あの時と比べてどうですか?自分は変わりましたか?

上田

いや、仕事めちゃくちゃできるようになっていて驚いた!最初から力仕事もできて根性あるなと思ってたよ。久しぶりに仕事で一緒になったら、一人で現場を回せるようになっていて頼りになるなぁと。お客様からも表彰されたよね?まぁ、最初から大物になると思ってたけど(笑)

中澤

上司をかっこいいと思う部分はありますね。自分はまだまだ分からないことも多いから、先輩を見ながらどうしたらできるようになるのかを考えています。学ぶ姿勢を見せれば上司もそれに応えてくれる方が多いです。

Q.お仕事のやりがいを教えてください。

中澤

同じ建物をつくることは一度もなく、現場の条件は毎回違います。やることが多い分、飽きることはないですね。足場を解体して、建物の全貌を目の当たりにした時はいつも感動します。

上田

初めて担当した建物は苦労も多くて。足場を外してお客様に引き渡すときは感動で涙が出ました。引き渡し当日、5人くらいの仲間と朝日を見ながら缶コーヒーを飲んで、いろいろ語り合って。こういうのって社会人になってからだとなかなか味わえないですよね。それからもいろいろ大変なこともあったけど、毎回そのこと思い出すし、やりがいっていうのは教えてもらうものじゃなくて、自分で見つけるものじゃないかな。

中澤

14階建ての新築マンションの現場を担当したとき、最後の工程がめちゃくちゃ大変で。それでもなんとか無事に終わったあと、みんなで飲みに行ったんですよ。そのとき感無量というか、なぜか泣けてきたんですよね。

石松

もう十数年この仕事をしていますが、毎回建物が完成したときはやりがいを感じますね。お客様の期待に応えること、最終的には建物を使う人のことを考えて現場を作り上げてくことを、なにより意識しています。

上田

新入社員の時はあんなに生意気だったのに、立派なことを言うようになって涙が出そう

石松

都内にマンションを建てた後、私の知人がその物件に住んでいるという話を聞いて。「きれいにできてるね」と言われて嬉しかったんです。都内には自分が関わった建物が沢山あって。近くを通るときは、自分の物件をつい見てしまいます。そこに生活感を感じると、なんだか感慨深いです。

上田

それは俺もよく思う。「パパがあれ作ったんだよ」って子どもにドライブ中に伝えたりする。まぁ、子どもはあまり興味ないんだろうけど(笑)

Q.第一ヒューテックで働く魅力を教えてください。

中澤

みんな優しいので現場でも分からないことを聞きやすいし、報告もしやすいです。言いづらいという雰囲気がないですね。今だから言えますが「たまたま家から近かった」というのが入社理由なんです。でも、働き続けている理由は家からの距離ではなくて、会社の雰囲気や人間関係だったりします。あと、フットサル大会やボウリング大会などもあって社員の交流の場も作ってくれるんです。会社というか、上司も自分たちのためにいろいろと考えてくれているんだろうなぁと。

上田

経営陣が職場環境を改善してくれているので、最近は家族と外出する機会も増えましたね。現実的に、中小企業って職場改善に取り組む余裕があまりないと思うんです。うちも中小企業だけど、経営陣は大手企業を経験している人も多くて。大手企業ほど働き方改革をしてきた経験があるので、ウチは職場改善に前向きなんですね。だから、業界の中でも早くから意識改革ができていると思います。

石松

目標を掲げるだけじゃなくて、会社としてしっかり取り組むところが大きな魅力だと思います。交代で休暇を取れるような人員配置にしたり、有給取得奨励日などを制定して休みやすくしてくれたりしています。仕事は厳しいこともありますが、会社が社員のことを考えていることを実感できるので、ここまでやってこられたというのはありますね。

上田

会社を選ぶ時の基準は会社の規模や売り上げじゃなかったです。自分は漠然と大きい会社の歯車になりたくない、この会社の軸になりたいと思ったんです。実は30歳くらいのときに大手企業から声をかけてもらったことがありましたが、第一ヒューテックで働き続けるキャリアを選びました。20代だったら考え方も違っていたかもしれません。働いて10年経って、それでもこの会社の仲間とやっていきたい。大企業にはないものがある。そう思えるのが、うちの魅力ですね。